瓦礫に降り積もる六角の白い花　ひび割れた石畳　火を灯さない暖炉

そこには誰１人訪れる者は無く　音の無い街角　凍った街路樹

瓦礫の街を抜け枯れ木の海へ

痺れる足を引きずって抜けた先

Calling voice　何かに導かれてここまで来た

凍れる湖を見てそんな気がしたんだ

Hiding sun　分厚い雲が空を覆っていく

佇む僕の体温を　slowly slowly　奪っていく

呆然と立ち尽くす　震えながら　Snowy silence　音は無く

 

時計の針はあの日から止まったままで

崩れた街　残った僕　モノクロに焼き付いて

 

Falling ray　分厚い雲は空に散っていく

佇む僕の目の前に光の雨

氷は溶け去り色付いた湖畔の木々

佇む僕の体温も　slowly slowly　戻っていく

 

動き出す時計の針　鮮やかな春が訪れて

この街と僕を染め上げていく